SSHで接続
■SSHとは
SSHとは「Secure Shell」の略で、ネットワークに接続された機器を遠隔操作し、管理するための手段。
専用のソフトを使用して接続し、コマンドでサーバを操作する。
SSHとは?仕組みとSSHサーバーの設定をわかりやすく解説します! - カゴヤのサーバー研究室
https://www.kagoya.jp/howto/it-glossary/server/ssh/
■Poderosaでの接続
PoderosaやTeraTermが有名。
ここではPoderosaをもとに設定方法を記載する。
※Poderosaはバージョン4まではオープンソースだったが、バージョン5からは有償となっている。
自分では無料版の Poderosa 4.3.16 を使い続けている。
…という状態だったが、バージョン4はオープンソース版として開発を続けていくとのこと。
※2024年8月時点で Poderosa-4.5.1-bin.zip をダウンロードしたが、Windows11ではエラーになって動作しなかった。
Poderosa Project on sourceforge
https://poderosa.sourceforge.net/index-ja.html
Poderosa - Browse /releases at SourceForge.net
https://sourceforge.net/projects/poderosa/files/releases/
「ファイル → 新規Telnet/SSH接続」から接続できる。
以下は接続設定の例。
・「ホスト」に接続先を設定。
・「プロトコル」は基本的に「SSH2」を選択。
・「ポート」は基本的に「22」だが、変更されていることも多い。
・SSHパラメータの「アカウント」と「パスフレーズ」を入力して認証。公開鍵で認証することも多い。
・ターミナルの「種類」は「xterm」を選択。
最初に「ツール → オプション」から以下の設定を行っておくといい。
・表示 → 色指定エスケープシーケンスの設定 → 「7」の文字色を黒に。
・ターミナル → 英数字に追加する単語構成文字 → 「.:-/」を入力。
・操作 → 右クリックの動作 → 「貼り付け」を選択し、「マウスで選択したら自動的にコピー」をチェック。
WindowsからSSHサーバーへリモート接続(Poderosaパスワード方式ログイン編) - Fedoraで自宅サーバー構築
https://fedorasrv.com/poderosa-private.shtml
好みによるが、「色指定エスケープシーケンスの設定」の参考に。
PoderosaでSolarized風の色指定エスケープシーケンスの設定 - noob
http://nrok81.hatenablog.com/entry/2013/04/23/230000
Solarized
https://ethanschoonover.com/solarized/
以下、上記ページから転載。
項目 色(RGB) 色(16進)
背景 RGB(0,43,54) #002b36
標準 RGB(131,148,150) #839496
0 デフォルト デフォルト
1 RGB(220,50,47) #dc322f
2 RGB(133,153,0) #859900
3 RGB(188,137,0) #b58900
4 RGB(38,139,210) #268bd2
5 RGB(211,54,130) #d33682
6 RGB(42,161,152) #2aa198
7 デフォルト デフォルト
キャレット RGB(131,148,150) #839496
■RLoginでの接続
Poderosaに代わってRLoginを試しているのでメモ。
rlogin/telnet/ssh(クライアント)ターミナルソフト
https://kmiya-culti.github.io/RLogin/
以下のページの「Windows 7以降、実行プログラム(64bit) rlogin_x64.zip」から
https://github.com/kmiya-culti/RLogin/releases/
「1.3 インストールおよびアンインストール」にある「実行プログラム(64bit)」からZIPファイルをダウンロード。
展開すると作成される RLogin.exe を以下に配置。
C:\Program Files\RLogin\RLogin.exe
実行すると「Server Select」という画面が表示されるので、接続先を設定する。
「サーバー → ホスト設定」さえ設定すれば、最低限使えるみたい。
引き続き、画面表示など確認したい。
RLoginでデフォルト設定を作成する - かべぎわブログ
https://www.kabegiwablog.com/entry/2019/03/06/140000
「サーバー」以外の設定を共通にする方法。
「サーバー → ホスト設定 → その他オプションを継承」にチェックを入れ、継承したい大元の設定を選択。
これで他のページの設定を変更しようとしても「変更できません」と表示される。
接続情報をカラにした設定を「_default」として最初に作っておくのがいいか。
ただしこの場合、「本番環境だけ色を変える」のような設定ができないような?
また「RSA2認証鍵の署名方式」もすべてが「SHA1」になるような?
引き続き確認したい。
2.4 サーバーの選択・設定
https://kmiya-culti.github.io/RLogin/#SERVERSEL
「サーバー」画面で接続先を設定するとき、画面右上の「タブ(上)」に例えば
「xxx」と入力すると、サーバ一覧画面でタブで分類して表示される。
さらに「xxx\yyy」と「\」で区切って入力すると、サーバ一覧画面の左にツリーによる分類が表示される。
さらに「xxx\yyy\zzz」と「\」で区切って入力すると、ツリーによる階層が深くなっていく。
sshクライアントRLoginで円記号問題の解決方法 - Qiita
https://qiita.com/Michiyuki/items/422136993d9b9afafba8
「フォント → 文字セット」を「UTF-8」に変更し、その上で上記ページの操作を行った。
さらに「フォント → フォントセット → デフォルト」を「MSゴシック」から「Courier New」に変更した。
Rlogin(ターミナルソフト)のフォントサイズを変更するオプションの場所 - Qiita
https://qiita.com/haya2_/items/c50028594bff118e82b6
「スクリーン → フォントサイズから一行あたりの文字数を決定」で「20(15.00)」から「16(12.00)」に変更した。
さらに「スクリーン左右の余白設定」をそれぞれ「0」から「4」に変更した。
RLogin 端末の16色カラーがキモいのを直す方法 - 余白の書きなぐり
https://auewe.hatenablog.com/entry/2014/05/30/042151
Poderosaの設定を参考に色を変更中。
「カラー → 16色カラーテーブル」で
上段の左から1番目を「0,43,54」に変更。(背景色になる。)
上段の左から8番目を「131,148,150」に変更。(文字色になる。)
下段の左から2番目を「220,50,47」に変更。
下段の左から3番目を「133,153,0」に変更。
下段の左から4番目を「188,137,0」に変更。
下段の左から5番目を「38,139,210」に変更。
下段の左から6番目を「211,54,130」に変更。
下段の左から7番目を「42,161,152」に変更。
下段の左から8番目を「200,200,200」に変更。
ただし背景色(上段の左から1番目の色)を上記のようにすると、カーソルが勝手にピンク色になってしまう。
修正できるか。
「スクリーン → 文字カーソルの形状(DECSCUSR)と色を設定」で色を指定できるが、思ったような色にならない。ひとまず「128,128,128」と設定した。
「スクリーン → IMEオンで文字カーソルの色と形を変更する」にチェックを入れた。
Rloginで接続先を間違えないために背景色を変えるぞい
https://penpen-dev.com/blog/rlogin-iro/
本番環境だけ別の色に…というのは有効そう。
ただし普段から本番環境での操作が多いので、奇抜な色にしても操作しづらいかもしれない。
RLoginでやっておきたい設定、Tips - Qiita
https://qiita.com/g-iki/items/5d15247b9154bf2e3b17
背景色ではなく、「接続先情報を画面背景に表示」の機能で本番環境や検収環境の文字を表示するのはいいかもしれない。
EC2(Amazon Linux 2022)にターミナルソフトからSSH接続できない場合の対処方法 | DevelopersIO
https://dev.classmethod.jp/articles/tsnote-ec2-rsa-sha-001/
接続しようとすると「You may need to change the ssh-rsa key sign algorithm SHA1 to SHA2-256/512」のエラーになる。
古いAmazonLinux1への接続で発生「サーバー → プロトコル → SSH」で「RSA2認証鍵の署名方式(openssh-7.2以前はSHA1のみ)」を「SHA1」にすると接続できる。
以下も参考になりそう。
PuttyからRLoginに乗り換えたので設定をメモ | 純規の暇人趣味ブログ
https://jyn.jp/rlogin-settings/
RLogin 設定のすゝめ - Qiita
https://qiita.com/Richter-A/items/d53e9ab1ac48080532da
■xterm と kterm
xterm - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/Xterm
X Window Systemの標準的なターミナルエミュレータ
kterm - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/Kterm
xtermからの派生ターミナルエミュレータの1つであり、多言語の表示をサポートしている。
xtermでは日本語を表示できなかったらしいが、それは昔の話かも?Poderosaで試すと問題なく表示された。
また、Poderosaでktermを試すと
・topコマンドが使えない。(何故か「top -b -d 1 -n 5」のようにすれば使える。)
・lessコマンドが使えない。
・vimでの色分けもされない。
といった問題が発生したので、特別な理由がなければxtermを使う方が良さそう。
派生版ターミナルよりも標準ターミナルのほうが正しく操作できる…ということなのかも。
■補足
「$」からはじまるコマンドは、一般ユーザによる入力を表している。
「#」からはじまるコマンドは、rootユーザによる入力を表している。
vi を使っている箇所は vim でも問題ない。
また、大抵の環境では vi を実行すると vim が呼び出される。
以降のサーバ設定手順は、以下も参考になる。
http://centossrv.com/
http://nekopunch.hatenablog.com/entry/2015/01/16/112402
http://qiita.com/shojimotio/items/79264678e9ea10b6fd19